春の匂い
「あっ 春の匂いがする」
「? 春に匂いなんかあるもんか」
「えっ…?あるよ…?!」
「あるわけない…?!」
「・? おいっ(教室の皆を見回し)春に匂いがある思う者手挙げて」
当たり前に
とても自然に
私の手は挙がっていた
同時に春の心地良い空気の中でその彼と目が合った
言葉無くただお互いの春を想う優しいまなざしのみで
春の匂いを確かに感じ 穏やかに春の訪れを確認しあった
ほんのひとときであった
中学生の頃の思い出の記憶である
きっとその彼は素晴らしい感性をもって素敵な大人に成長されていることでしょう
心を育てる
ずっと大切にしていることです
Hiroshima counselor Kyoko Hayami
くれたけ心理相談室 広島支部
速水恭子
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