拝み虫が運んでくれた幸運の兆し

マルチタスクで心も身体も精いっぱいだったころのことです。
ある日、家の中に大きなカマキリが入ってきて、カーテンにそっととまっていました。

その姿を見た瞬間、不思議と心がふっとゆるんだのです。
カマキリは「拝み虫」とも呼ばれます。両手を合わせたような姿は、まるで祈りの形。
懸命に自分にできることをこなしていた日々の私に、
「止まって休憩していいんだよ」とメッセージを送ってくれているようでした。

カーテンに静かにとまるその姿は、何かの“幸運の前兆”のようでもありました。
自然からのメッセージは、言葉を持たなくても確かに心に届くものです。

あの時、拝み虫がもたらしてくれたのは「癒し」と「希望」。
疲労を跳ねのけても前進するしかなかった私に
まだ未来にはあたたかい光があると知らせてくれた気がします。

小さな出来事の中にも、心を救ってくれる瞬間があります。
もし今、あなたが疲れて立ち止まっているのなら、
周りに訪れる小さなサインに目を向けてみてください。

きっとそこに、未来への道しるべが隠されています。

拝み虫がそっと示してくれた「前兆」は、
ほんのひと時であっても私にとって大切な “癒えのしるし” となりました。

いつもお目通しいただきありがとうございます。

投稿者プロフィール

速水恭子
速水恭子くれたけ心理相談室(広島支部)心理カウンセラー
皆様がお健やかで穏やかに日々お過ごしになれますよう願っております

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