91歳の笑顔に学ぶ、生命の輝き
今日、偶然91歳の男性と出会いました。
店内で通路を譲った時に、にっこりと会釈をしてくださり、その笑顔に心が和みました。
椅子に座られた後もこちらに視線を向けられていて、アイコンタクトを交わすと、
「はあ、もうだめじゃ」と、柔らかな表情のままおっしゃいました。
その言葉には、長い人生を歩まれた方ならではのユーモアと達観が感じられました。
お一人でお出かけされ、支払いも済ませ、ご家族のお迎えを待っていらした姿は
柔和な中に凛とした佇まいでした。
特別養護老人ホームのサービスを週4日利用されているとお話しくださいました。
楽しく過ごされながら現状を受け止めて生きておられるご様子が印象的でした。
お待ちの間からそのお背中を見守っていると、お帰りの際に再びこちらに顔を向けてくださり
目が合ったので、私が「お気をつけて」と声を掛けると、
「ありがとう」と、あの優しい笑顔で応えてくださいました。
人生の深みは、日常の小さな笑顔に宿ることが感じ取れました。
いつもお目通しいただきありがとうございます。
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