今日という日を愛でる

特別な出来事がなくても、
一日は確かな重さをもって流れていく。

どのような空でも、静かな日でも、
“何も起きない”ように見えるその奥には、
心を整え、深めてくれるささやかな光が潜んでいる。

呼吸をひとつ整えると、
内側に静かな強さが戻ってくる。
過去の足取りも、心に残っていた言葉も、
少しずつ輪郭を取り戻し、
確かな意味を帯びはじめる。

そして、静けさの奥では、
豊かさと広がり、
静かに燃え始める意志が息づいている。
未来へ踏み出す力は、いつも騒がしさではなく、
こうした透明な時間の中で育まれていくのだと思う。

大きな歓びを求めなくてもいい。
劇的な変化を追わなくてもいい。

今日という一日を丁寧に愛でることが、
人生に“凛とした光”を灯す。

静かな日こそ、私たちを前へ進ませてくれる。
その静けさは、確かな強さ。

いつもお目通しいただきありがとうございます。

 

投稿者プロフィール

速水恭子
速水恭子くれたけ心理相談室(広島支部)心理カウンセラー
皆様がお健やかで穏やかに日々お過ごしになれますよう願っております

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