人は、必要とされるところで輝く

雨音で目が覚めた静かな朝。
昨今、自分の歩んできた道を振り返ることがある。

ご縁があって、現場に立つと思う。
私は、誰かの人生の一瞬に寄り添うこの役割が、
心の深いところで好きなのだと。
“存在”そのものを受け取っていただける瞬間に、
この仕事の尊さが静かに胸に満ちてくる。

回り道や道草しているかような時間というのは
ときに大変な苦痛を伴う。
現場で尽力したいのにもかかわらず
大切な時間が過ぎていくことに苦しめられるのである。

人には、順調に流れていく時もあれば、
立ち止まり、内側を整える時間もある。
どちらも、人生に欠かせないプロセスなのだと思う。

そして、再び目の前に「寄り添うべき誰か」が現れたとき、
私の人間力は実務の中で静かに息を吹き返す。
人は、必要とされる場所に戻っていく。
そこに立つとき、自然とその人本来の光がにじみ出る。

誰かの心にそっと触れ、
その方のペースで歩む力を支えること。
それは私にとってかけがえのない使命であり、
これからも大切にしていきたい“生き方”そのもの。

今日もまた、その想いを胸に、
ひとつずつ丁寧に歩んでいこう。

いつもお目通しいただきありがとうございます。

投稿者プロフィール

速水恭子
速水恭子くれたけ心理相談室(広島支部)心理カウンセラー
皆様がお健やかで穏やかに日々お過ごしになれますよう願っております

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