ぐっと堪えて
社会人になりたての頃、職種柄、重役の方とお話しする機会がありました。
それまでのお仕事を話題にお聴きしていた流れの中で、
「…腹が立つこともあるけど ぐっと堪えて…」
と仰ってくださった言葉が、心に深く残っています。
その瞬間、私は強く共鳴し、
ずっと心に留めながら歩んできました。
勤務先・雇用形態・職種が変わっても、
その覚悟と姿勢で仕事に取り組んでまいりました。
時代が変わっても
今の時代、仕事に取り組む姿勢のトレンドは何でしょうか。
バックグラウンドは違っても、人と関わりながら働く以上、
本質的に大切なことは変わらないのではないでしょうか。
しないで済むなら越したことはありません。
それでも「ぐっと堪える局面」を経験したことは、
仕事だけでなく家庭や人生そのものに活かされています。
苦労を買ってでもするタイプの私には(笑)、
そう思うしかないのかもしれません。
でも、共感してくださる方も
きっとどこかにいらっしゃるのではないでしょうか。
情熱と人間性
多様性の時代、
これは一つの選択肢に過ぎません。
けれど仕事に情熱をもって取り組むことは、
人生における幸せのひとつだと考えています。
情熱を注ぐ過程では、
理不尽さや痛み、悲しみを伴うこともあります。
しかし、その経験こそが人間性を育むのです。
深い悲しみを知るからこそ、
他者の悲しみを理解しようとする力が身に付き、
「自分と同じ思いを他の人にしてほしくない」と
深い思いやりが育っていきます。
願いと感謝
働き方改革によって様々な制度が整えられています。
どうかそれらが、働く人々に平等に、適切に行き渡りますように。
皆さまの健康と幸せを心より願っています。
クライエント様との出会いのひとつひとつに、
心から感謝の気持ちでいっぱいです。
May you be healthy and happy.
Hiroshima Kyoko Hayami