人と人はどうしたら適切に分かり合えるのか

聞く耳を持たない人というのは少なからず存在する。

 

事実に基づいて話していこうとしても

事実そのものが正しく捉えられていなければ

話し合いは適切には進まない。

 

一方が気付いて訂正しようとしても

他方が頑なに思い込んでいる場合は

修正が効かないことがある。

 

お互いを尊重し 真の意味を理解しようと思って

聞く気持ちがあれば ただそれだけで良いのに

そのシンプルなことがシンプルに機能しなくなってしまう

のは残念である。

 

相互に理解するというのは

事実を確認し 少しずつ食い違ってきた部分を

一緒に確認し 修正していく作業なのである。

 

先入観や固定観念は

双方にとって良い方向に向いているベクトルを

逆向きにしてしまうことさえある。

 

当人も気付いていない嫉妬により

嫉妬するより感謝するところであるにも拘らず

相手を傷つけ続けていたり

否定されると頑なに思い込んでいるため

対立方向にしか向いていないのである。

 

 

事実とは異なるのにも関わらず

自分の思い込みを変えられず

また自分が正しいと思っており

適切な話し合いができないため

相手を攻撃し心を傷付けることに

時間と労力が費やされるのは残念である。

 

 

囚われている人がそのバイアスに気付くこと

そこから解きほぐされていく

 

苦手かもしれないが 素直に等身大の自分を

振り返り 受け入れること

 

人を傷つけたまま逃げまわるのではなく

変化を怖がらないで 勇気を持って

自分と向き合うことの大切さ

 

先入観を取り払って向き合えば

大抵は良くない雰囲気になることなく

傷も最小限にすることができる

 

双方にとってより良い道が拓けていく

変えられるのは自分だけである

 

寄り添う者はその ”気付き” を切に願い

成長への変化を全力でサポートする

 

”きっと気付きを得られるはず”

そう信じて 諦めない自分が居る

ということもまた知るのです。

 

 

投稿者プロフィール

速水恭子
速水恭子くれたけ心理相談室(広島支部)心理カウンセラー
皆様がお健やかで穏やかに日々お過ごしになれますよう願っております

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