揺らぎながら進むわたしたち

人は歩みを進めるとき、必ずしも一直線には進めません。
戸惑い、躊躇い、立ち止まる――それらは「停滞」ではなく、むしろ成長の証そのものです。

戸惑いとは、新しい地平に触れたときに心が揺れる自然な反応。
躊躇いとは、自分の選択をより誠実に見極めようとする心の動き。
立ち止まりとは、内なる声を聴き直し、次の歩みに備えるための静かな準備。

成長は直線的に積み上がるものではなく、寄り道や沈黙の中で形づくられていきます。
木の根が地中深くに広がる時間は、外から見えないけれど確かに大切な営みです。
私たちの戸惑いもまた、見えにくいけれど魂の根を張る時間なのです。

だから、どうか焦らないでください。
歩が止まったように感じるその瞬間も、あなたの存在は未来へと繋がっています。

 

いつもお目通しいただきありがとうございます。

投稿者プロフィール

速水恭子
速水恭子くれたけ心理相談室(広島支部)心理カウンセラー
皆様がお健やかで穏やかに日々お過ごしになれますよう願っております

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