心の奥でそっと揺れるもの

ふとした瞬間、胸の奥で小さな波が立つことがある。
それは喜びとも悲しみとも言えない、あいまいで、けれど確かに存在しているもの。
言葉を探しても、どこにも当てはまらない感覚。

名前がついていないからこそ、かえって純度が高いのかもしれない。
分類もできず、誰かに説明もできない。
誰かと分かち合えなくても、ただそこにある。
宝物のように輝きを放つ。

いつかぴったりの言葉が見つかる日を待ってもいい。
けれど、言葉にならないまま大事に抱いておくのも素敵だと思う。
名前のない感情を味わうことは、人生の奥行きを感じるひとときだから。

いつもお目通しいただきありがとうございます。

投稿者プロフィール

速水恭子
速水恭子くれたけ心理相談室(広島支部)心理カウンセラー
皆様がお健やかで穏やかに日々お過ごしになれますよう願っております

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