支える側に求められる、覚悟という静かな強さ

人を支える立場にいると、
つい「何かしてあげなければ」と思ってしまいます。

答えを示すこと。
導くこと。
代わりに背負うこと。

けれど本当の支援は、
相手の人生を引き受けない覚悟から始まります。

相手の力を信じ、
失敗も、遠回りも、
本人のものとして尊重する。

それは、決して冷たさではありません。
むしろ、とても勇気と覚悟のいる姿勢です。

支える側には、
「助けたい気持ち」を抑える強さと、
「見守る責任」を引き受ける覚悟が求められます。

支援とは、
コントロールではなく、
信頼の上に成り立つ関係。

その重さを知っている人ほど、
静かで、揺るぎない支え方をしているのだと思います。

いつもお目通しいただき、心より感謝申し上げます。

投稿者プロフィール

速水恭子
速水恭子くれたけ心理相談室(広島支部)心理カウンセラー
皆様がお健やかで穏やかに日々お過ごしになれますよう願っております

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